
ニワアジサイ
写真は古くから庭にあるアジサイ、ニワアジサイです。日本海側から九州に分布するヤマアジサイのバラエティーでエゾアジサイと呼ばれるものの園芸種です。

アジサイ(別名:ガクアジサイ、ハマアジサイ)
特徴はその大きな姿です。樹高は2~3m、照りのある大きい葉は、潮風にも日差しにも強く、お日様を好みます。この血が強い園芸アジサイは、葉を見ると大きい照り葉なので、すぐに見分けられます。販売される園芸種は矮化剤等の薬で、コンパクトに作られていますが、薬が切れると大きくなりたがる種もあります。地植えにする場合は水捌けと水持ちの良く、日の良く当たる広い場所に植えてあげましょう。中には2mを越えるのが当たり前の種もありますから、将来を考え植える事をお勧めします。

アマギアマチャ(ヤマアジサイ)
写真は静岡県の伊豆半島に多くみられるバラエティー、アマギアマチャです。
ヤマアジサイの特徴はアジサイに比べ、小作りで枝が細く、先端が尖る、光沢のない小柄な葉を付けます。関東の山で出会うヤマアジサイは白い花が多く美しいですね♪
栽培は、木漏れ日程度の空中湿度の高い環境に育つので、朝日が当たり午後は木陰になるような、涼しくて空中湿度のある環境が好ましいと感じます。

藍姫(ヤマアジサイ)
私が初めて青いヤマアジサイを見たのは鳥取県の大山に上った時でした。林道内にキラキラと咲き競うヤマアジサイが何とも美しかった思い出があります。北海道から九州までの日本海側を中心に青いヤマアジサイが多いと聞きます。
アジサイの青色は酸性土壌で良く発色します。土壌がアルカリ性に偏ると同じ種でも赤紫やピンクのような色合いに咲きますので、青を楽しみたい場合は、腐葉土や堆肥を植える土地に混ぜ込むか、無調整のピートモス等は酸性が強いので、土壌に混ぜ込み良く耕し、こなれた土壌を作る事をお勧めいたします。