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久しぶりに俯瞰図を描いてみました

2020年7月1日 by TanakaAkira

造園図面の書き方は色々とあり、現場施工に長けた大先輩の中には図面を描かない方もおりました。植木類はそれぞれ形が違いますから、植え付ける場所に相応しい木姿の物を探し出し植えるのが上等な手段です。決まった材料であれば、植生とデザイン性、将来性等を考えて、現場合わせで行う事も大切なので、図面はイメージやを伝える手段として描いています。又、施工者が距離や面積等の数量を拾い、実数を把握するためには大切なものになります。

庭の俯瞰図1

下絵を描いて一度複写してから色付けをします。

下絵を描いて一度複写してから色付けをします。[/caption]俯瞰図等の描き方には色々な技法がありますが、私は簡略的に行います。製図板の上に平面図を斜めに置いてその上に用紙を乗せ、敷地のラインや、植物の位置を移しつつ、構造物や植物から垂直な線を立ち上げて行きます。高さ関係は実際の縮尺をそのまま反映させます。あとはアドリブになりますが、俯瞰的に見た樹木をイメージしながら描きます。ラフに描いたり、細かく書いたり、表現は状況に応じますが、何を伝えたいかが大切と感じます。

庭の俯瞰図2

色付けは絵の具鉛筆が便利

色々な着彩材料がありますが、私は扱いやすい水彩色鉛筆を使います。色鉛筆だと鉛筆の線が出て大面積を塗るのに苦労しますし、複写する時にも表現が反映されにく
い欠点があるように感じます。水彩色鉛筆は色を塗った後に、水を付けた絵筆でなぞると鉛筆の色が溶け出して周囲に色が広がる性質があり、上手く使えば雰囲気も出ま
すし、複写した時に色の出方が良くなるように感じます。
作図に予算をかけない方向性も増えておりますが、平面図から俯瞰図を起こす事で自分の頭の整理にもなりますし、大切な時間ではないかと感じます。

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カテゴリー: ガーデンデザイン, 造園 タグ: ガーデンデザイン, 俯瞰図
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