ユッカ・ロストラータ(Yucca rostrata)をメキシコ風に食べる!!
エキゾチックプランツブームで、ここ10年ほど大人気のユッカ!!
ユッカ類はアメリカ南部~メキシコの乾燥地帯を中心に多くの種が分布しておりますが、一番人気が高いのはシルバーリーフが美しいロストラータ種でしょうか・・・

輸入7年ほど過ぎたロストラータ達
我が家には7年前にイベント用に仕入れたロストラータ達が、使えずに残っております。
何故今まで出せなかったのか?それはメキシコ便で奄美大島の業者さんが仕入れた株を1年間、発根まで養生してもらってから仕入れたのですが、結局、多くが引き取り後1、2年の間に弱り枯死してしまったため、枯れる可能性のあるものを出せなかったのです。
今は安心して出せますが、当時は不安で出せなかったというのが正直なところです。
原因は芋と呼ばれる根塊を全て切り落として幹だけの状態で輸入されるためで、大きな傷口は腐りが入りやすいのでしょう。時間をかけて幹を蝕み、葉先が黄ばみ始めれば末期です。根の良い物は高価ですが、吟味して仕入れねばいけない事を学びました。

ロストラータの花
さて、そんなことで残った4株なのですが、毎年花を咲かせてくれます。種子を取ろうと受粉もしてみるのですが、これが何故か実らない・・・・

水切れかな?お辞儀してしまいました。
今年は季節外れ?の開花と、水不足?で花茎が倒れてしまいました。
受粉は諦め、以前グアテマラ在住の親友に聞いた話を思い出し、ユッカの花を食べてみる事にしました。
彼はメキシコで旬の味を楽しんだことを思い出しながら、そのレシピを教えてくれました。とても美味しいとの事・・・
さあ、では作ってみましょうか♪

摘み取ったロストラータの花
まず花を収穫し、花弁だけにして軽く洗います。

花弁だけにしました
こんな感じにしたら、良く水を切っておいて置き、次にサルサソースを作ります。
ソースは、塩、ライム、玉ねぎ、青唐辛子、トマト、コリアンダーの葉、等を使います。

刻んだ玉ねぎ
まず玉ねぎをみじん切りにします。

コリアンダー(パクチー)の葉
コリアンダーの葉もみじん切りにします。

青唐辛子
青唐辛子は輪切りにします。

トマトと玉ねぎ、ライム
トマトも小さなさいの目切りにして、玉ねぎ他と合わせます(我が家は子供達がいるのでコリアンダーと青唐辛子は後で混ぜる事にしました)そこに、ライム果汁を絞り込みます。塩を適量加えれば完成!!

サルサソース
子供用と大人用のサルサソースの完成♪

メレンゲ上と花弁
次にユッカの花と、卵白を泡立てたメレンゲを用意します。ユッカの花は時間とともに劣化していくので、摘み取り後、すぐに使用しましょう。

メレンゲ
メレンゲはこんな感じで!!卵白をしっかりと泡だて器で泡立てメレンゲを作ります。その中に少しずつユッカの花を入れて油で揚げて行きます。

油で揚げる
油は中火で温めておき、一気にきつね色になる直前くらいま、裏表とも揚げます。

出来上がり
油をきり、サルサソースを食べる時に乗せて、揚げたてを頂ききましょう!!
アツアツ、サクサク!!お味のほどはと言えば、軽い食感のころもにユッカの花の優しいほろ苦さが合わさり、サルサソースのライムの酸味と風味、玉ねぎとトマトの歯ざわりと甘味、青唐辛子の辛味、そしてコリアンダーが異国の香りを放ち、そのコンビネーションは絶妙で、やみつきになる美味しさ♪
正直、現地で食べているユッカはロストラータでは無さそうですが、どれも似たような花なので、今回思い切った事をしてみました。その後の体調の変化もありませんし、大丈夫かな~(笑)
今後は我が家の風物詩なりそうです(o^―^o)ニコ