山野草を使った店舗の植栽11月の風景

ご無沙汰を致しております。紅葉もそろそろ里に下りてくる季節ですね~

先日は大田区久が原にあるパン職人の店、高級角食三日月村井様の店舗の植栽を手直ししてまいりました♪

店舗と言う性質上、常に花を咲かせ美しく維持する事が求められるため、和風と言うお店のご要望を受けつつ植栽管理を楽しんでおります。

11月17日11時ごろの景色

植栽管理も三年が過ぎました。今年も秋の景色を演出してきた植栽ですが、本日は傷んだ花を少し交換してみました。

植物達には秋の景色をもう少し頑張ってもらいましょう♪

11月17日11時ごろの景色

二十歳を過ぎた頃に過ごした長野県小諸市の、山野の景色が忘れられません。

そのころは建築の学校で学びながら、造園家の大先輩が作る自宅の作業をお手伝いしていたのですが、合間合間に大先輩方と浅間山の裾野で遊び過ごした楽しい日々が、山野の景色を表現する上で原点になっております。

11月19日13時ごろの景色

幼いころから絵を描く事が好きで、動植物を育てたり、物を作るのが大好きでした。

現在は実際の植物を使って、山野の景色を思うように描く事が出来るようになりました。気が付けばこの仕事を始め30年が過ぎてしまいましたが、天職を得て幸せを感じる時間も増えて参りました。感謝ですね・・・

最近は野辺に出る時間もなかなか持てないものの、都会で小さな自然を表現しながら行き交う方々の共感を得て、歓喜のお声を頂ける事は仕事冥利に尽きます。

11月19日13時ごろの景色

今回除去しようと思っていた水鉢ですが・・・

日本原産のスイレンの仲間ヒツジグサを植えてあり、この時期まだ2つ蕾が上がっていた。せっかくなので来月のお正月を迎える植栽までそのままに致しましょう。

夏に放ったメダカの稚魚も大きく育ったなぁ~♪

11月19日13時ごろの景色

久が原高級角食三日月 村井様もこの11月で3年が過ぎました。

本日もパンに対する熱い思いと、日々のご苦労等を伺ってまいりました。

私の知らないパン作りの繊細さ、気温や湿度の違いだけで同じには焼けないとのこと・・・

1時間しか寝る時間が無いのは心配ですが、それでも日本一の国産材料に拘り続け、妥協しない真剣さは真似できない領域です・・・

和栗餡に信州産オニグルミ入りの餡パン

試行錯誤を重ね、多くの皆様に喜んで頂ける道を模索する村井氏の新作餡パン。

毎回中身やパン生地が違います・・・(汗)

今回は和栗餡に長野県産のオニグルミが入ります♪

こりゃ旨い!! 旨くない訳ないですよね、最高の材料と拘りが凝縮されたパン、また食べたいと思っても一期一会かも知れません。

フジバカマ、カワラナデシコ、リンドウ、ススキ、ヒキオコシ、シロヤマギク、ヤマラッキョウ、ムラサキシキブ、ナツハゼ、ウメモドキ、他

本日は、来店された常連のご婦人より、日々の植栽を誉めて頂きました♪

この場所で作業をしていると色々な方から声をかけて頂き、気持ちも暖かくなります。

奥行わずか50cmほどの小さな小さな空間に込めた思いではありますが、自分を離れ、それぞれの方の郷愁に触れ、喜んで頂ける事が一番嬉しいですね・・・

皆様いつも有難うございます。

慌ただしい時間が続き少しブログも間が空いてしまいましたが、過去の穴埋めもしながら少しずつ書いてまいります。

明日も素敵な一日でありますように~